【精神障害】気づかないうちにペットが「分離不安」に!?愛犬愛猫と飼い主の向き合い方。

  • 2021年11月11日
  • 2022年4月9日
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【精神障害】気づかないうちにペットが「分離不安」に!?愛犬愛猫と飼い主の向き合い方。

皆さんは愛犬や愛猫との関係性をどのように築いていますか?

我が子同然に溺愛している人もいれば、適度な距離感をもって接している方もいるでしょう。

 

過去に、ペットシッティングの依頼を受けた方のわんこが「極度の分離不安」を持っていました。

少しでも飼い主から離れると「クゥンクゥン」と泣き止まなくなるようで。。

分離不安とは、簡単に言うと「とてもさみしがりやでストレスが溜まりやすい」という精神障害の一種です。

犬にとっても飼い主にとっても、良いも悪いもある症状です。

おとちゃん
なんだか、かわいらしく嬉しいような、悲しいような。。

ペットの性格はその子本来の個性もありますが、ある程度は飼育環境や飼い主さんとの関わりによって決まると思います。

知らずに自分のペットが分離不安になっている方もいるはずです。

 

今回の記事では「分離不安」についてを紹介し、ペットとの関わり方について改めて見直す機会になればと思います!

分離不安とは?

「分離不安」聞きなじみがない方もいらっしゃるでしょう。

まずは、「分離不安」とは何かを簡単に解説します!

「分離障害」の意味と症状

分離不安


精神不安からくるもの。
飼い主さんから一瞬でも離れたり、見えなくなると不安な気持ちから鳴き続けたり、体調面に異常を発する症状の事。
分離不安行動は人の子供でも見られる行動だと言われている。

「分離不安」から起こるペットの症状や言動はというと、

【分離不安の症状】


・クゥクゥと鼻鳴きや、声を出して鳴くまたは遠吠え。
・嘔吐や下痢をする。
・足や身体を舐め続ける。
・足や身体を傷つける(自傷行動)。
・家具や物にいたずらをする(いわゆる問題行動と言われること)。など

「飼い主がそばにいない!」という不安から、体の不調や、飼い主への面倒がかかってしまう病気です。

「分離不安」か「しつけをしていないだけか」を見極める

分離不安は、精神不安=ストレス行動に発展しする傾向があります。
家具や物にいたずらをしたり…
いつもトイレにちゃんとするのにわざとトイレと関係ない場所にお漏らししてみたり…
飼い主さんに構ってほしくて行動をする子もいます。
しかし、これら全てが「分離不安」だからということに繋がるとは言い切れません。
・トイレを外すのはそもそも、トイレを覚えていないかもしれません…
・家具類や噛みつき行動はそもそも、”しつけ”事態を教えていないからかもしれません…
・身体や手足を舐めるのはそもそも、どこか怪我や異常があるかもしれません…
ペットにとっての行動は飼い主さんからしたら「問題行動」と言われることでも、ワンちゃんや猫ちゃんにとっては「行動=言葉」の意味でもあります。
自分のペットがそもそも“何を伝えたい”のか、普段の環境に問題がないかを考えた上で、「分離不安」になってないかを考えてみましょう。

「分離不安」なりやすいペットの原因とは?

「分離不安」になってしまうペットは様々。主な原因は以下の3点のようです。

・常にどこへ行くのも一緒。
・過度の甘やかし。
・お留守番の経験が少ない。
ほとんどが、飼い主さん自身のペットに対しての執着心が強いことがきっかけです。
おとちゃん
「分離不安」は飼い主に対する執着心・依存から来ていることが多いです。
この他には、
・飼い主さんが結婚、あるいは家族(子供)が増えるなどの生活環境変化。
・多頭飼い。

・引っ越しを機に新しい環境変化。
・産まれてすぐ母親と引き裂かれた経験がある。
・過去に怖い思いをした(特に保護犬猫の場合など)。
など、環境変化や過去の経験からなる子もいます!
症状が酷い場合は病気の可能性もあるので、信頼できる獣医さんへ相談をお勧めします。

「分離不安」の“対処法”と“不安をやわらげる効果的な方法”

分離不安は、飼い主さんの考え方と向き合い方によって治せるようです。
ペットに不安を抱かないようにする「トレーニング」、不安をやわらげる効果のある簡単な「対処法」を解説します!

学習とトレーニング

分離不安は飼い主さんと離れる事の不安からくるものが多いです。

常に飼い主さんがいる環境の場合には、自然と「お留守番」の経験が少なくなるでしょう。

あるいは飼い主さんの過度な愛情から学習される場合もあります。

【こんなことありませんか?】


・ワンちゃんが鳴くたびに「どうしたの~?」と構う。
・ワンちゃんが飛びつく度に「どうしたの~?」とすぐ抱っこをしてしまう。

おとちゃん
ワンちゃんも猫ちゃんも、実は飼い主の表情を見て「こうすれば喜ぶ!」と学習”ているんですよ!
動物はとても頭が良い生き物です。
そして、飼い主さんの表情や行動をよく見ています!
飼い主さんにどんな行動をしたら喜び、どんなイタズラをしたら怒り、そして構ってくれるのか、日々の生活の中で学習していくものです。
常に一緒だと、黙っていても守ってくれる存在がいれば安心しますし、逆にいなくなればとても不安になりますよね!
しかし、それでは愛犬・愛猫にとっても自分にとってもあまり良くないこと。。
少しの間、離れていても平気なように訓練しなければなりません。
トレーニング方法としてはまず「お留守番」に慣れさせることです。
とは言え、いきなりお家にひとりにさせるのはもっと不安を煽り、逆効果になります!
おとちゃん
まずは飼い主さんがいる状態、そして短時間からトレーニングを始めましょう!
短時間とは1分、3分、5分、10分と分刻み短い段階からスタートします。
始めは、室内で飼い主さんが家にいる環境でやりましょう!
その時必要なのはいつもあげているおやつではなく、いつもより少し良いおやつ、スペシャルなおやつなど数種類用意してください。
おとちゃん
※手作りで準備するのもありです!(アレルギーがないか気をつけましょう!)
良いおやつとは、
鶏のささ身を茹でて、食べやすい大きさにカットした物。
豚ももジャーキー。
作り方はとても簡単!

【豚ももジャーキーの作り方】


1.食べやすい大きさにカットした物を茹でる
2.フライパンで表面の水分が抜けるまでいる
食べさせてみて大丈夫そうであれば特別な時のご褒美にもなります(*^^*)

※トレーニングをする場合は肥満防止の為、朝ごはん又は夜ご飯をいつもより少なくしてくださいね!

 

始めは、扉1枚隔てるぐらいの距離で短時間からひとりでいることに慣れさせていきます。

ひとりでいても吠えずに待てればご褒美をあげるやり方です。

慣れた段階で距離や時間などを伸ばしていき、最終的に飼い主さんが玄関外まで出ても大丈夫になれば、小さな課題はひとまずクリアになります。

おとちゃん
ここで「お留守番ができる!」という判断にはなりませんので気を付けて下さい。

またトレーニングは階段形式に考え、ステップアップできても必ずつまずいたり、1度覚えても時間が経てば忘れてしまいます。

忘れてしまっていたら、身についていないことになります。

ワンステップ下げたり、始めから復習程度におさらいしながら練習してあげましょう!

まずは「お留守番」という大きなゴールを目指すのではなく、飼い主さんと一時離れても吠えずに待っていられるかという小さな課題を作り、そこから1日の目標を作ってあげましょう!
例えば「飼い主さんがいない環境3分から5分に伸ばせるようにチャレンジする」といった小さな課題です。
おとちゃん
トレーニングというのは1日や1回でできるものではありません。

本当に治したい場合には、ペットと飼い主さんによる努力と根気、家族の協力。

1番大切なのは、ひとりでいても安心していられる場所を作ってあげる(クレートや広めのサークルなど)生活環境作りが大切です

ラジオや音楽、テレビを流す

ラジオや音楽、テレビを流すことでどんな効果があるの?と思いますよね!

実はラジオや音楽、あるいはテレビの音を流すことで無音よりもリラックス効果があると言われています。

無音の状態だと、外からの音に反応して吠えたり、静まった室内にひとりでいると人間でも不安な気持ちが増すと思います。

最近だと、YouTubeなどで「犬や猫がリラックスする音楽」といった落ち着いた音楽などもたくさんあるので、流してあげるのもよいでしょう。

 

これは、お留守番だけでなく、雷や夏場の花火大会のように大きな音が苦手な子にも効果的と言われています。

 

雷予報があった場合にはカーテンをまず閉めて視界からの刺激を軽減してあげましょう。

音が鳴っている間はラジオやテレビの音を少し上げ、大好きなオモチャで遊ばせたり、好きなおやつを室内にバラまいてあげましょう!

「雷や花火の音が鳴っている間は楽しいこと、美味しいものがもらえる♪」というイメージにしてあげます。

その際に気をつけなければいけないのは、過度に声をかけないことです!
苦手な音が鳴っても飼い主さんは知らないフリをすること
「大丈夫だよ!大丈夫だよ!」と過度な声掛けはかえって不安を煽ります。
もし、どうしても震えていたり、不安がっている時には優しく静かに抱きしめてあげたり、一時落ち着くまでは抱っこしてあげてください。

オモチャで不安を軽減させる

お留守番にさせる時もなるべくは目を見て「行ってくるからね!」と声をかけずに、黙って出かけましょう!
その際に飽きさせないようなガムを数種類用意したり、オモチャを置いて出かけることもおススメです。



 

薬で落ちつかせる

おとちゃん
こちらは重度の分離不安の場合によります!
重度の「分離不安」の場合、別の病気の可能性も考えられます。
獣医さんに相談した上で、必要の場合には薬を処方してもらってください

まとめ

分離不安についていかがだったでしょうか?

初めて聞いた方も、ご存じの方もご自身のペットとの関わり方はどうでしょうか?

 

ペットとの関わり方によって、信頼関係やその子自身の性格も関わってくるものです。

溺愛しすぎれば甘えん坊、寂しがりやに…

厳しすぎたり、怒ってばかりいれば、間違った学習で凶暴な子、臆病な子に…

コミュニケーションが足りなければ無関心な子に…

 

溺愛が決して悪いことではありません!むしろ、愛情をもって接してあげてください。

その中で、長い付き合いをしていく中でどんな事を教え、どんな風に関わっていきたいのかを教えてあげることが、病気を作らない1つの対策だと私は思います。

おとちゃん
写真は愛犬の「海(かい)くん」でうす!ご飯中、私の足に顔を乗せておこぼれ待機中(笑)
愛犬の海くんは常にべったり室内でも後をついてきますが、待たなければいけない環境の時は待てるように慣れさせています。
できたときにはたくさん褒めて抱きしめます(笑)
飼い主とペットのより良い関係性を築いていけるように「分離不安」知っていただけたら幸いです。
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ペットシッターおとちゃん

【資格】愛玩動物飼養管理士1.2級、動物取扱業登録:[種別]保管/愛玩動物介護士/盛岡ペットワールド・しつけインストラクター科卒業/【ペット】コーギー、猫2匹/ 2019年12月まで盛岡市内にあるペットサロン「Le terrie(ルテリエ)」ドッグ カフェスタッフ兼シッター担当で働いていました。(現在・カフェはありません)

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