犬にとっての刺激とは何か?
人間にとっての【刺激】とは皆さん何を想像しますか?
「食べること」「遊ぶこと」「話すこと」様々なことがイメージできると思います。
これらの【刺激】というもので人は喜怒哀楽が成り立っていると考えられますが、犬の世界ではどうでしょうか?
今回は【犬の考える力】をテーマにそれらが日常生活でどのように生かされていくのかまとめてみたいと思います!
犬は言葉や音、飼い主の喜怒哀楽で考える
動物にとって人間界で生活することは常に”未知”の世界です。
それらは行動だけでなく、日常生活によって出る「音」でも言えます。
人は小さい時に親から様々なことを教わり、経験し、大人になります。
音や言葉で人から人へ教える例として、
・救急車やパトカーが通るときに「ピポーピポーだよー」など
擬音語で教えているところを目にしたり、記憶にありませんか?
人から人に教えるときは、なんとなく何のことを伝えたいのかイメージはできますよね?
では、動物はどうでしょうか?(今回は犬を基準として考えたいと思います!)
犬は飼い主さんが何かを話していても言葉の意味は分かりません。
なので、飼い主さんが話す言葉の”雰囲気”や”動き”で「楽しい!」「嬉しい!」「悲しい!」などの喜怒哀楽で、考え、学習するのです。
「刺激=社会化期」何かを覚える時期に刺激を!
動物における「社会化期」という言葉を皆さん耳にしたことはありますか?
これは人間にも、犬にもある変化です。
上記の「犬は言葉や音、飼い主の喜怒哀楽で考える」に通ずる部分です!
犬の社会化とは、
高齢期になってからも刺激は大切?
刺激というのは若い時だけが大切と言うわけではありません!
若い時は「日常生活に関わる刺激=しつけやトレーニング」が関わってきますが、高齢期にはいると「脳」に関わる刺激になってきます。
犬の高齢期とは何歳から高齢期と言われているかご存じですか?
実は7歳からが高齢期と言われています!
考える力を働かせる方法とは
脳を活性化させてあげることはけして難しく考えることではありません!
1番簡単にできることは日頃の「お散歩」です。
皆さんは愛犬のお散歩1日に何回行っているでしょうか?
お散歩は運動の役目だけでなく、様々な刺激に触れる機会でもあり、脳を活性化させ、リフレッシュにもなります!
お散歩中の匂い嗅ぎは十分に♪
お散歩中に匂い嗅ぎをする子はたくさんいると思います。
匂い嗅ぎはワンちゃんにとっていろんな情報が詰まった楽しい時間です♪
どんな子がこの道を通ったのか、自分の匂いがついているかなどワンちゃんにとっては脳の刺激とストレス発散の一つになります。
人からしたら汚れたり、虫がつくリスクを考えてあまりさせたくない行動でもありますが、環境状態を考えて大丈夫そうな場所であればたくさんさせてあげましょう!
お散歩コースを変えてみよう!
お散歩コースは、毎日同じになっていませんか?
毎日同じコースだとワンちゃんも慣れてしまい「どうせ今日もこっちでしょ~」と飽きてしまいます。
考えなくても身体が覚えて無意識に同じ方向へ歩いてしまいます。
脳を活性化させるには朝と夕方でコースを変えてみたり、その日の気分で少しだけいつも行かない道へ行ってみたりしてみてはどうでしょうか?
または、同じコースでも逆回りしてみるだけでも考える力を働かせるのでいつもと違う刺激になります。
お散歩が好きな子にとっては楽しくなります!
ちょっとの工夫をして愛犬とのお散歩を楽しくしてみましょう!
お家での遊びを工夫して刺激を与えよう
皆さんはご自宅でワンちゃんとどのような遊びをしていますか?
遊びは、愛犬とのコミュニケーションを高めるための大切なスキンシップ、そして良い刺激にもなります。
最近だとワンちゃんのオモチャも様々な種類のものがあり、頭を使わせるような知能系オモチャも少なくはありません!
私がオススメする、市販で購入可能な犬のおもちゃをいくつか紹介します。
【コング】
1番代表的なのは筒形の【コング】というオモチャ。
中にペースト状の専用おやつを詰めたり、好きなおやつを詰めて転がしておやつを出すオモチャです。
挿入口が狭いためおやつも簡単には出づらいのでおやつをどのようにしたら出せるかワンちゃんは一生懸命考えようとします♪
【ノーズワークパッド】
他に【ノーズワークパット】というオモチャもあります。
フェルト状に作られているので安心安全!見た目も可愛らしので一緒に遊ぶのも楽しいです♪
またワンちゃんは鼻がとってもいいので、鼻を使用した遊びは脳にも刺激を与えます。
老化やボケ防止対策にもいい効果を与えることができます!
ご自宅のいらなくなったタオルを使用します。
タオルを棒状に折り畳み、クルクルとはじから折りたたんでいきます。
その隙間におやつを隠していき転がして遊ばせるのも1つの工夫方法です(*^^*)
まとめ
・犬は人同様、「社会化期」があり、物事を覚えやすい時期がある。
・犬は7歳からが高齢期。【高齢期に入った犬に良い刺激を与えるために】
・散歩をさせる
・散歩中の「匂い嗅ぎ」をさせる
・散歩コースを変える
・おもちゃで遊ばせる