猫の「トイレの失敗」とは?環境の変え方、砂の選び方を解説!

猫の「トイレの失敗」とは?環境の変え方、砂の選び方を解説!

おとちゃん
猫ちゃんの飼い主様に質問です!

「トイレ砂はどんな砂を使用していますか?」また、「なぜ、そのトイレ砂にしましたか?」

今回の記事では猫の【トイレ砂】と【トイレの失敗】についてまとめていきます!

猫ちゃんが快適にトイレができるように、「環境作り」のご参考までにご覧ください。

トイレの失敗は「環境」も原因の1つです!

 

トイレを失敗する原因とは・・

猫はキレイ好き、神経質な動物だと言われています。

その為、時にトイレの失敗の原因もトイレ環境にあるとも言われています。

【猫がトイレを失敗する原因】
・トイレを置く環境に問題がある
・ストレスや不安を抱えている
・トイレをトイレだと認識していない
・高齢で筋力の低下
・病気
シッターで猫のお世話に携わるお客様の中には
A子さん
「飼い猫がトイレを覚えてくれなくて・・・」
と困っている飼い主様もいました!
そうするとよくありがちなのが、トイレシートを室内一面に敷いたり、トイレを1匹に対して何個も置いているケースがあります。
おとちゃん
トイレをたくさん置くことでトイレの失敗は改善されるでしょうか?
トイレを覚えないからといって、各部屋にトイレを置くのは逆効果です。
その行動が「トイレをトイレだと認識してない」ということに繋がります!
また、トイレを多く置くことで、その分のトイレ砂を準備する必要があります。
そうするとコストが掛かり、飼い主の経済的な負担が大きくなります。
トイレ問題は安易に考えずに、なるべく問題を解決しましょう!

猫の動きをまずは観察しよう!

これはあくまで私個人的な考えも含まれますが、トイレは1匹に対し、1個目安に置いた方が猫ちゃん自身もトイレを覚えやすくなります。
それと、トイレをするタイミングや、トイレをする前の動きを観察することが大切です!
【一般的に言われているトイレをするタイミング】
・ご飯を食べた後
・運動した後
・寝起き
のタイミングでする傾向があると言われています。
仔猫の場合は、トイレそのものを知らないので、これらのタイミングを目安にこまめに何度もトイレに連れていきましょう!
自然と覚えてくれる1歩に繋がります。
おとちゃん
はじめは失敗するものです!

失敗しても怒らず、覚えるまで教えてあげるのも飼い主様の根気が試されます。

トイレ環境を考えてみよう!

【トイレの設置場所としてのポイント】
・人の目につきづらい
・周りがうるさくなく、落ち着いてできる場所

に設置してあげましょう!

おとちゃん
人もトイレをする時に見られてするのは嫌ですよね?
人に見られやすい環境下よりも、死角になる場所の方が安心してトイレがしやすいでしょう。
また、トイレをする場所の砂の質感は猫によっては好みが出ると思います。
気にしない子は上手にトイレができますが、こだわりがある猫ちゃんの中には、砂の質感によって好みじゃなく別の場所でしてしまう子もいます。
例えば、野良ネコちゃんの場合だと、外で排泄をしてきた環境下だったと思います。
そのような子は土に近い感触の砂の方が好みだったり、保護猫ちゃんでトイレを覚えている環境下だったりすると、その時覚えた砂の感触に近い物の方が良かったりする場合もあると思います。

トイレ砂の特徴を知ろう!

トイレ砂の種類

猫のトイレには様々な形状があります。
それはトイレの砂も同様に言えることで、値段、素材、使いやすさ・・・種類によって違います。

現在ホームセンターやペットショップで販売されているものを見ても5種類ぐらいはあり、同じ素材の物でも質感は違ったりもします。
砂の種類によっては処理が簡単なものから、少~し手間が掛かるタイプ様々です。

素材の種類と特徴

市販でよく見かける砂の種類は以下の5種類!

【主な素材】


・紙系
・木系
・おから
・シリカゲル
・鉱物系

紙系

紙系は 紙を主原材料とし、再生パルブなども使用している特徴の砂。

【メリット】・・・おしっこの色を確認しやすいので健康管理が気づきやすい。


【デメリット】・・・化学薬品が使用されていることがある。・・etc

木系

木系は、木のチップやおがくずを主な原材料とした砂。軽いのが特徴的。

【メリット】・・・天然素材で、安全性が高い。


【デメリット】・・・固まり方は緩やかで若干崩しやすい為、掃除が手間。・・etc

おから

おから系は、大豆の搾りカスから作られた固まる砂。

【メリット】・・・トイレに流せるものが多い為、処理が楽。


【デメリット】・・・食べ物が原材料なので安全性は高いが、大豆の食物アレルギーがある猫にはお勧めしない。・・etc

シリカゲル

乾燥剤に使われるシリカゲルを原料にした砂。

【メリット】・・・ほとんどがシステムトイレで使用する為、交換頻度が少ない。抗菌・消臭が他より高め。


【デメリット】・・・他の砂に比べて価格が高め。システムトイレとセットで購入する必要がある。・・etc

鉱物系

ベントナイト(粘土鉱物)を含み自然の砂に近い為、好む猫ちゃんも多い。

【メリット】・・・しっかりと固まって崩れにくい為、掃除がしやすい。


【デメリット】・・・粒子が細かい為、飛び散りやすい。・・etc

どのタイプが使いやすいのか。

素材によって固まるもの、固まりにくい物、トイレに流せる物、流せない物、処理の仕方は砂によって様々です。

考え方は人によって異なりますが、ペットの物は別にしたい人もいれば、気にせずに一緒に使用しても構わない人、間隔は飼い主様それぞれで違います。
(例えば、猫の排泄物を人用のトイレに流す有無、ペットが使用した食器を一緒に洗う有無など)

シッターを通して、必ずトイレ処理は欠かせません。

おとちゃん
シッターをやっていて使用率が断トツで多いのは、紙系シリカゲル系です!

新しいトイレ・砂に交換する際の注意ポイント!

砂とトイレは一気に変更しないこと!

今まで使用していた砂・トイレを新しく交換する際は突然新しいものに交換しなことがポイントです。

トイレの形状、新しい質感の砂にする際にいきなり交換してしまうと、猫ちゃんも困惑する子もいます。

トイレの形状が同じで、砂のみ交換する場合には最初は今まで使用していた砂と新しい砂を5:1の割合で混ぜて使用することがポイントです!
問題がなければ、徐々に新しい砂の割合を増やしながら切り替えていきましょう!

トイレ自体をを変える時は、変えても場所さえ変えなければ問題なくする子もいます。

しかし、中には困惑しちゃう子もいます・・。その際には今まで使用していたトイレの隣に新しいトイレを設置し、少しずつ慣らしながら古いのは撤去しましょう!

おとちゃん
ポイントは「少しずつです」!

ペットシッターおとちゃんのオススメ砂

実際に私自身も猫を飼っていて、使用しているのはシステムトイレ

個人的な感想もありますが、砂の中ではシリカゲル系が1番楽だと思いました。
砂を購入する頻度を考えても交換頻度が2カ月に1度なので、1袋の値段は他の砂よりは少し高いですがコストはそこまで掛からないと思います。

但し、欠点として唯一思うのはオシッコがいつしたか分かりにくい事
固まるタイプや砂の色が変わるものは一目でおしっこをその日にしたかどうか分かりやすいですが、システムの場合はトイレシートタイプなので毎日交換する必要がありません。

その為、交換した直後以外は蓄積されていくのでその日にしたのか健康状態が分かりづらい部分がデメリットの部分かなと感じました!

おとちゃん

但し、処理がしやすいのでお仕事が忙しい方などには手間が少ないと思います!

>ペットシッターおとちゃん

ペットシッターおとちゃん

【資格】愛玩動物飼養管理士1.2級、動物取扱業登録:[種別]保管/愛玩動物介護士/盛岡ペットワールド・しつけインストラクター科卒業/【ペット】コーギー、猫2匹/ 2019年12月まで盛岡市内にあるペットサロン「Le terrie(ルテリエ)」ドッグ カフェスタッフ兼シッター担当で働いていました。(現在・カフェはありません)

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