【命を助ける】捨て犬や猫を保護した時にやるべきこと、里親の探し方。
コロナ禍で家にいる時間が多くなり、ペットを飼う人が増えたようです。
しかし、自粛期間が解除され、ペットに構う時間がなくなり、ペットショップに戻したり、捨てたり、飼育放棄をする人も中にはいます。
2019年4月からの1年間に殺処分された犬と猫は3万2000匹以上にも上っているそうです。。
また、放棄されたペットを新たに可愛がってくれる里親さんを探す保護団体は、頭数も増え、人手も足りないと言われています。
SNSでペット関係の情報を見ると、「捨てられたり、親からはぐれた猫を保護した方」、「里親さんを希望してくれる人を見つける為に拡散される方」なども多くいらっしゃいます。
私も里親を探す協力をしたりと、シッター以外に動物に関わる機会がありました。
そんな中で、「ペットを保護した時の対応や対策」について感じたことがあります。
今回は、「犬・猫」を保護した時にやるべき事をまとめました。
そのやるべきことは以下の3点!
- 動物病院へ行く
- 情報を拡散する
- 最低限の保護をする
身近にいる野良犬・猫を保護し、で悩んでいる方の参考になればと思います!
ペットを保護した時の心構え
まずペットを保護した方にお伝えしたいことがあります!
それは…
ペットを保護するということは、「一つの命を預かる」ということ。
まず、小さな命を「見捨てなかった」という自分を褒めてあげましょう!
全文でも述べたように、保護団体も手一杯の状態が今の現状です。
一番最初に相談したいところは「動物病院」です。
1. まず病院に行きましょう!
その理由は、
また、親猫に病気があり、何かしら感染していることもあります。
【猫エイズ】とは
免疫機能が低下し、普段から病気の原因にならないような病原体に反応する病気。
既に感染している猫の血液を通じて、感染します。
感染力が弱い為、空気感染はしません。喧嘩による感染が1番多いと言われています。
【猫白血病】とは
ウイルスにより免疫力が低下し、病気にかかりやすく、また治りにくくなる病気。
貧血や免疫力の低下、流産、腎臓病など、様々な病気の原因になり、感染発症した猫はほとんどが死亡します。
最近だとワクチンも開発されているので予防や治療によって治ることもあるそうです。
これらが診断で発見された場合には、多頭飼いは難しい猫として扱われます。
最悪、殺処分対象になりえます…。
元気な猫と違うのは、定期的に投薬をしてあげたり、小まめな体調管理をしてあげる事。
獣医さんの判断のもと、定期的な通院があります。
それらを踏まえ最後まで責任をもって可愛がってあげられるか、または可愛がってくれる方を探さなくてはなりません。
病院に連れて行ったら、先生に相談しましょう。
里親希望者の心当たりや、希望者が見つかるまでどうしたら良いかを教えてくれるでしょう。
2. 情報を拡散しよう!
ご自身の身の回りで里親希望者がいれば良いのですが、なかなかいないのが現状。
探すのに1番大事なのは、
です。
情報を拡散する方法は以下の5つがオススメです。
- 保健所に連絡する
- SNSを使う
- 保護団体に相談する
- ペットサロンやペットショップに協力してもらう
- 掲示板を使う
上記を詳しく解説していきましょう!
1. 保健所に連絡する
まず、保健所に相談すること。
【保健所とは】
地域保健法に基づき、都道府県、政令指定都市、中核都市などに設置され、全国で約470か所ある。
保健・衛生・生活環境等などさまざまな分野のサービスを行う行政機関。
近年、保健所でも殺処分ゼロを心がけているため、保護したからすぐに殺処分するということはありません。
新たな飼い主さんになってくれる里親募集の取り組みも行っています。
岩手県盛岡市のホームページでは、「里親募集」のページを写真付きで更新しています。
ただし、保護した頭数が抱え切れないほどいる場合や、悪条件(譲渡できないほどしつけがなっていなかったり、重度の病気があるなど)況の時には最悪、保護してもらえない場合があります。
保護する頭数が多い場合には保健所さんの都合もありますので、最悪すぐに対応してもらえないこともあります。
2. SNSを使う
Instagram(インスタグラム)、facebook(フェイスブック)、Twitter(ツイッター)などのSNSはとても心強いツールです。「拡散希望」と情報を載せると、中には拡散や里親募集について興味を抱いてくれる方もいます。
一人ひとりに聞いて回るよりも、見つかる可能性が早くなります。
私(おとちゃん)も、猫を保護して困っている方の写真をInstagramで拡散し、フォロワーだけにとどまらず、動物好きの方々がたくさん協力してくださったことがありました。
その保護した猫は、無事里親希望者に保護してもらうことができました!
こんにちは! ペットシッターおとちゃんです😃 里親募集していた三毛猫ちゃんについてです! 毎度、皆様に里親募集や拡散…
SNSはとても効果的に情報を拡散することができるので、オススメです。
3. 保護団体に相談する
お住いの地域で、愛護団体や里親ボランティア活動している団体がいないか探してみましょう。
岩手県盛岡市を例に記すと、以下の団体があります。
岩手県動物愛護団体アニマル・ファースト
4. ペットサロン・ペットショップに協力してもらう
ペットに興味がある人、既に飼っている人たちが行き交う場所です。人の目に触れる確率も上がるはずです。
チラシなどを貼らせてくださる協力的なお店もあるので、「拡散をする」選択肢になります。
もし協力してもらう場合は、あらかじめアポをとりましょう。
あくまで、ペットの商品やサービスを提供するお店であり、保護した動物を助ける場所ではありません。
モラルやマナーを守って、聞いてみましょう!
5. 掲示板を使う
「SNSを使う」に似ていますが、「ペット専用の里親募集サイト」や「掲示板サイト」を使用して里親募集する方もいます。
目次 1 愛するペットとより良い生活をするために!「迷子犬掲示板」と「イエローリボン」を解説!2 「迷子犬掲示板」とは?…
3. 里親希望者を探しながら、やるべきこと
里親希望者を探しながら、保護した犬・猫にしてあげたいことは以下の通り。
・水
・トイレ(砂)
・防寒対策(冬の場合)
冒頭でもお伝えした通り、保護したからすぐに解決するとは限りません。
その間にも保護した子は成長はしますし、お腹も空きます…
最低限のお世話はしてあげましょう。
具体的に準備するものは以下の通り!
【必要な物は…】
・大きさに合ったご飯(ドライフード・缶詰・ミルク)
・水
・トイレ、トイレ砂
・防寒対策(冬)→フリースや毛布、段ボール
・通院や譲渡する際に移動しやすいようにキャリーケース
あくまで一時的な管理の場合なので、ホームセンターで安く売っている物で大丈夫だと思います!
保護した上で、最低限のお世話としてやってあげれば、里親希望者が見つかり次第、その後の対応は保護者にお任せしても大丈夫だと思います。
特に猫の場合、生後6か月以上の子猫の場合は、獣医さんと相談のもと、金銭的・時間的にで余裕があれば、避妊去勢をしてあげた上で譲渡する方が良心的です。
まとめ
近年、岩手県でも保護猫や迷い犬などの件が増えてきています!
親切心で助けたけど、いざというう時どうしよう…。
どうにもならない時はまずは動物病院・保健所に連絡しましょう!
特に迷い犬の場合には逃げ回る事が予想されます。
周囲の安全面を考えて、警察や保健所に連絡して安全に保護してもらうことが必要です。
人懐こい子の場合でも、安全な場所で一時的に保護をし、大切な命を守りましょう。
また、私が過去に猫を保護した方と協力した事例をまとめた記事もあるので、参考にまで!
目次 1 【ペットを保護した方へ】保護猫の里親希望者が見つかった事例2点・対処法2 実際にあった保護の事例2.1 Cas…
保護するからには最後まで見届ける気持ちで、困った時の参考になれば幸いです。