【実体験】ペットが体を曲げて突然暴れだした!発作の病気「てんかん」の対応策

  • 2021年11月1日
  • 2022年1月10日
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【実体験】ペットが体を曲げて突然暴れだした!発作の病気「てんかん」の対応策

【この記事で分かること!】


●動物の「てんかん」とは?
●治る病気なの?
●発作が起きた時の対応策は?

おとちゃん
知人の猫が「てんかん」という、突然発作が起きる病気を持っています。伺った話をまとめているので、参考にしてみてください!
知人が飼っている、目が真ん丸でかわいらしい黒猫のケンちゃん(オス)!
脳に障害を持っていて、少々ぎこちない歩き方をしています。それがなんだか愛らしい猫ちゃんです。
実はこのケンちゃん、「てんかん」という発作が起きる先天的な病を持っています。
今回は「てんかん」について、症状やメカニズム、発作が起きた時の対応をまとめました。
「突然ペットに発作が起きて戸惑っている方」や「てんかんについての興味がある方」などの参考になればと思います。

「てんかん」とは?

「てんかん」の症状

「てんかん」とは、簡単にいうと、

突然、無意識の状態で「痙攣」や「硬直」が起こる脳の病気。
本人はもちろん周りの人も予想できず、急に発作が起きます。
「てんかん」を持っている方の発作の症状は様々。
【てんかんの症状】


・体をブルブルと震わせる
・全身または体の一部が硬直する
・全身で暴れるようになる など

症状には個体差があり、どれも急に始まり、数秒~数分で発作が終わります。
それを週・月と定期的に起こるものが「てんかん」という病気です。
犬や猫などの動物も人間同様、突然無意識の状態で痙攣などの発作が起こります。
人間の「てんかん」の症状とほぼ同じです。
ケンちゃんもその「てんかん」を持って生まれた猫のひとり。
月に1回~2回ほど、定期的に体をうねるようにバタバタと発作が起きるようです。
また、「寒い・暑い」という極端な気温の変化で、発作が起こる傾向があると聞きました。
おとちゃん
ひとそれぞれで、症状・発作が起きる状況が違うようですね。。

「てんかん」が起きるメカニズム

「てんかん」が起こる原因は、
脳内の神経に電気的な衝撃が走り、流れが乱れるため、発作として体に現れる。
つまり、脳内の何かしらの損傷や障害で神経がおかしくなってしまう病気です。
脳みそは電気信号によって、体を動かしていることは読者の皆様もご存じでしょう。
脳内で、体のパーツを動かす部位(前頭葉や後頭葉など)に信号を流すことで、腕や足・手などを動かします。
発作が起こる体のパーツによって、脳みその乱れている部位(損傷している部位)も特定できるのです。
おとちゃん
てんかんは体ではなく、「脳」の病気だったんだ。。
もっと、「てんかん」について知りたい方は、以下のサイトで分かりやすく説明しています。
人間の症状について書かれていますが、ペットも共通している内容だと思うので、参考にしてみてください。
てんかんinfo

てんかんinfoでは、てんかんの原因や症状、治療、発作時の対応方法、日常生活のアドバイスや体験談、子どもと大人で一緒に学…

治る病気なの?

結論として、治らない病気です。

脳に触れる手術となるため、最悪死に至る可能性が大きいのは分かることでしょう。

治せる可能性があるとしても、非常に難易度の高い手術になることが予想され、手術費も高額になりそうです。

また、人間の場合、体の部分的なてんかんなら脳手術で治せる可能性があるようですが、動物の場合ほぼないようです。

 

猫のケンちゃんの「てんかん」も治す方法はなく、薬で発作を軽減させるしかないみたいでした。

“「てんかん」という病気をもっている家族”として保護者はしっかり見守っています。

それが、ケンちゃんにとって一番幸せな方法なのでしょう。

「てんかん」の発作が起きたときの対応策

「てんかん」の症状は大小様々ですが、ケンちゃんの発作が起きた時の対応策を伺いました。

突然、痙攣が起きた時、みんな驚くのは当然です。ただ発作が終わるのを待つだけではなく、どうやって対処するのでしょうか。

主に2点ほど注意していることがありました。

1.二次災害を防ぐ

一番大事な対応策が、

「二次災害を防ぐ」

ということ。

発作に気づいたらすぐに、タオルなどの布でくるむそうです。

 

「二次災害」とは、無意識の状態で発作になり、壁や段差、物などにぶつかることです。

特に「目」を負傷させて起こる、「失明」だけはさせたくありません。

発作に気づいたら、まずは二次災害を防ぐことに注力しましよう。

2.後始末をする

ケンちゃんに関して、発作が起こると同時に「失禁(おしっこを漏らすこと)」してしまいます。

なので、汚れた体や、家をしっかり掃除しましょう。

 

暴れるような発作が起きた後、床や壁に尿が飛び散ります。もちろん、ケンちゃんの体にも付着していまいます。

人間はもちろん、猫本人も体や家がくさいのは嫌でしょう。

タオルでくるむ際、古くなったバスタオルや、大きめの雑巾でも良いかもしれません。

まとめ

「てんかん」とは?

・突然、無意識の状態で「痙攣」や「硬直」が起こる脳の病気。
・脳内の神経に電気的な衝撃が走り、流れが乱れるため、発作として体に現れる。


治る病気なの?

・治らない病気


「てんかん」になった時の対応策

・タオルなどでくるみ、二次災害を防ぐ。


ペットも大事な家族。

障害を持っていても、一生愛していきたい存在です。

今回の記事で取り上げた「ケンちゃん」も余命宣告されてから、現在も活発に生きています!

おとちゃん
余命4ヶ月と言われて、すでに4年以上元気に生きています!

それを大切に見守り、毎日楽しく生きている保護者も素晴らしいですね!

人間も動物もお互いに助け合って生きていきましょう!

>ペットシッターおとちゃん

ペットシッターおとちゃん

【資格】愛玩動物飼養管理士1.2級、動物取扱業登録:[種別]保管/愛玩動物介護士/盛岡ペットワールド・しつけインストラクター科卒業/【ペット】コーギー、猫2匹/ 2019年12月まで盛岡市内にあるペットサロン「Le terrie(ルテリエ)」ドッグ カフェスタッフ兼シッター担当で働いていました。(現在・カフェはありません)

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