【ペットシッターから見た!】猫用トイレと砂の種類!メリットとデメリット【比較】

  • 2021年12月2日
  • 2022年4月10日
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【ペットシッターから見た!】猫用トイレと砂の種類!メリットとデメリット【比較】

【この記事で分かること】


・猫用トイレの種類。
・猫用トイレ種類別のメリット、デメリット。
・トイレ用の砂の選び方。

おとちゃん
現役でペットシッターをしている私が、解説します!

ペットシッターおとちゃんでは、ワンちゃんのお世話より猫ちゃんのご依頼が比較的に多いです!

必ず猫ちゃんのお世話の場合、トイレ処理は欠かせない業務です。

そこでお世話に携わる中で気付くのは、各家庭で猫のトイレや砂が違うこと!!

実際に私も猫を飼っていますが、トイレや砂によってメリット、デメリットが見えてきます。

 

この記事では、シッターとして業務に携わる中で、見て感じた猫のトイレのメリット・デメリット、砂の選び方を紹介したいと思います!

猫用トイレの形状の種類とは?

 

今はホームセンターやペットショップへ行くと、色々な形状の猫用トイレがあります。

もちろんそれは形や機能によって、値段も安い物から高い物まであります。

私が見たところ、形状は2種類に分けられていると感じました。

1. 囲いがあり、トイレ中も隠れてできるタイプ
2. 屋根や囲いがないオープンでシンプルタイプ
【囲いがあるタイプ】
【オープンタイプ】

上記2つが基準の作りで、そこから「機能性や見た目が違う」というところでしょうか。

 

猫はとても警戒心が強い生き物です。

トイレ中も1番油断している時。人間もトイレしている姿は見られたくないものです。

猫の性格によっては、隠れるタイプの方が安心する子もいます。

 

この2点を軸に、メリット・デメリットを解説します!

隠れてトイレができるタイプのメリット・デメリット

頭から入るタイプ

最近、この形状のトイレを購入する方をよく目にします!

実際にお世話に携わるお家でもこの形状を使用している方もいます。

【メリット】
・見た目がスタイリッシュでオシャレ。
・比較的に安い。
・蓋の溝で砂をキャッチしてくれる。

こちらは見た目も一見トイレに見えづらいため、オシャレ!

部屋に置いていても、トイレを連想させないところが良いと思います。

値段もお店によって変わりますが、比較的に安い部類なので、買いやすいと思います。

 

また、フタの構図が溝の段々になっています。

トイレを済ませた猫がジャンプして上がる際に、足についた砂をキャッチしてくれるので、床に飛び散りにくいです!

おとちゃん

頭がひょっこり出るので可愛いです♪

デメリット
・(メリットの)蓋の溝に砂が溜まりやすい。
・高さがあるので排泄物の処理がしづらい。
・トイレシートを敷くタイプではないので、おしっこが溜まる。
蓋の溝で砂がキャッチしやすいのがメリットの部分とお話ししました。
しかし、砂の形状にもよりますが細かい砂は割と溜まりやすいです!
溝をなぞって取ろうとしても隅に溜まり、見映えも汚く見えてしまいます!
トイレの周りも必ずしも砂が散らばらないとは言い切れないので、多少の飛び散りはあります。
そして、トイレはトイレシートタイプではないので、ウンチもおしっこも一緒になります。
砂のタイプにもよりますが、無駄に砂をすくうため、逆にコスパがかかるのかなぁと思います…
おとちゃん
トイレの高さが他に比べて深いので、少しかがむ体勢になるのが大変でした!
もちろん、蓋の取り外しはできますのでお掃除することは可能です。
サイドのボタンを押すと取れる構造になっています。
しかし、お掃除するのは月に1,2回できればいい方ですよね?
トイレの処理は毎日の習慣だと思うので、日常生活ではわざわざ蓋を取って処理する方は少ないと思います。
そう考えた時に蓋を付けたままの際に、手前は見やすいですが、奥にオシッコやウンチをした時に若干の見づらはあります。
おとちゃん
少しコツのいるトイレかなという感じでしょうか!

正面から入るタイプ

こちらのトイレは同じ隠れるタイプでも、扉付きで完全に密閉空間を作ることができるタイプです!

メリット
・密閉空間なので、人が苦手な子や視線が気になる子にはお勧め。
・扉付きなので砂が部屋に飛び散りにくい。
・持ち運びやすい。
・汚物の目隠しになる。

育ってきた環境や性格によっては極度に人の視線が気になる子もいます。そんな性格の猫ちゃんにオススメなのがこちらのトイレです!

扉が付いているので、ウンチを隠すために行う「砂かき」をしても飛び散りにくいので安心。

扉がついていることで、例えば来客時や手が離せない時の目隠しになります!

デメリット
・高齢猫には負担。
・掃除をしてもアンモニア臭が取れない(使用した方の感想)。
・パーツが大きく多いため、洗いづらい。
こちらの形状は屋根の部分が取れる構図になっているので掃除もできます。
おとちゃん
しかし、上部の屋根が取れるだけで、可動部分と下を繫ぐ部分がくっついている為、洗いづらいと実際に飼い主様のお声を聞かせてもらいました!
メリットとは逆で、扉がついていることで高齢の猫ちゃんや、持病の猫ちゃんには使用しづらいかなと感じました。
特に、視力が低下している子に関しては、トイレの入り口も分かりづらことも予想されます。
扉が無いタイプもあるので、以下のトイレもも参考に!

※扉無しタイプもあります!

[Amazon限定ブランド] スマイリーBOX 猫用トイレ本体 ニャンとも清潔トイレセット [約1か月分チップ・シート付] ドームタイプ ライトグレー&ナチュラル(猫ちゃん想い設計) 猫砂
メリット
・扉が無いので、トイレの出入りがしやすい
・密閉空間なので、人が苦手な子や視線が気になる子にはお勧め。
・扉付きなので砂が部屋に飛び散りにくい。

・持ち運びやすい。
・汚物の目隠しになる。
デメリット
・高齢猫には負担。
・掃除をしてもアンモニア臭が取れない(使用した方の感想)。
・パーツが大きく多いため、洗いづらい。
※ゲージ飼いネコには大きいため、入らない可能性があります。

オープンタイプのトイレのメリット・デメリット

屋根なしのオープンタイプ

おとちゃん
写真は知人が飼っている猫のユリヤちゃんです♪

メリット
・トイレをしたか確認しやすい。
・猫にとって入りやすい。
・トイレシート式(専用)なので砂の交換が少ない。

こちらの形状は囲いがハーフの形状なので、トイレをしたか一目で分かります!
段差も低いので猫にとっても入りやすく負担がないと思います。
底にトイレシートを敷くタイプなので、オシッコをシートが吸収するため、砂を交換する頻度が減ります。
コスパ的にも、衛生的にも良いです!

デメリット
・砂が床に飛び散る。
・匂いが充満しやすい。

こちらのトイレは隔てるものが何もないので、砂かきをすると枠から飛び散りやすいです!
なので、100円均一などでも販売している「ミニホウキ」は必要かもしれません。
また、ウンチをした際はオープンの形状のため、匂いも室内に広がりやすいです。
トイレの置き場所にも考える必要があります!

屋根なしのオープンタイプ【番外編】

体が大きい猫用のトイレもあります。
トイレが小さいと、体がはみ出て、排泄物の処理により手間がかかるはずです。
おとちゃん
身体の大きさに合わせたトイレ選びをしてあげましょう!

こちらは猫砂だけを入れて使用するだけのタイプです!

おとちゃん
キャットタワーに入れて簡易的に使用するだけでしたら手ごろで幅も取りません!

トイレ砂は「好みのタイプ」と「処理しやすいタイプ」を探そう!

猫のトイレを飼う際に欠かせない物は「砂」ですよね!

皆さんは砂を選ぶ際、または、使用している砂は何を基準に選んでいますか?

質、素材、値段、使いやすさ…人によって様々だと思います。

 

素材で分けると、だいたい5種類。

【砂タイプ】
【紙タイプ】

【木製タイプ】
【おからタイプ】

【専用タイプの砂+シート】

【トイレ用の砂を選ぶポイント】


・飼い主さんが処理しやすいと感じる形状か。(ウンチやオシッコをした際のすくいやすさ、固まりやすいか、どうかなど)
・消臭力があるか
・掃除のしやすさ など

個人的な使用感として、「おから」や「木製」は消臭効果はあるように感じます。
物によってはガッチリ固まらず、オシッコしたかの分かりづらい物や、ホロホロ状になる物もあるので、処理のしづらさがあるかなと感じました。
人用のトイレにそのまま流せるタイプもあるので、無駄に袋を使用しなくて済むのはエコですよね!
困った時はセット売りしているトイレから始めてみてもいいと思います♪
おとちゃん
猫砂の入れる目安は、入れすぎず少なすぎず、猫の足が埋まらないくらいの量を入れてあげると良いですよ♪

猫のトイレは頭数に対して1つを目安に!

時々こんな飼い主さんがいます…

A子
うちの子はどこにでもするから、トイレを何個も置いてます!
おとちゃん
実はそれ、逆効果になっているかも…
基本的に「トイレは頭数に対して1つ」置きましょう!
1匹しか飼ってないのにトイレを何か所にも置くことはトイレを迷わせてしまう恐れがあります。
猫もワンちゃんの時同様で人の注目が集まる場所ではなく、静かにトイレができる場所においてあげましょう!
そして、多頭飼いの場合には衛生面上の事もありますので頭数に対して、トイレも頭数分用意しましょう。
とは言え、なかなか分かれてトイレをする猫ちゃんは少ないと思います。
健康な猫ちゃん同士の場合には、大丈夫であれば問題はありません。
病気を持っている猫ちゃんの場合には、なるべく分けてトイレを教えたり、ゲージ飼いやお部屋を分けてあげることをお勧めいたします!

また、トイレをあちこちにする様子がある猫は注意!

以下の点で、原因があるかもしれないので、場所や砂を替えていく必要があるかもしれません。

・トイレをそもそも認識していない
・トイレの場所が気に入らない
・トイレ、砂が気に入らない
・オスの場合、(未去勢の場合)マーキング行動
・病気がないか

まとめ

いかがでしたでしょうか?

猫トイレにも幅広く種類がたくさんあります!

そこがワンちゃんにはない飼育のやり方であり、どれが自分の子に適しているか、どれがご自宅にあったトイレの形なのかなど考えるのも楽しいと思います♪

 

これから猫を飼いたいと思っている方や、既に飼っている方でも参考になれば幸いです。

そして、猫はキレイ好きの生き物です!

こまめな掃除をすることで病気を作らない環境作りになるので、めんどくさがらずにトイレ処理をしてあげてくださいね(*^^*)

>ペットシッターおとちゃん

ペットシッターおとちゃん

【資格】愛玩動物飼養管理士1.2級、動物取扱業登録:[種別]保管/愛玩動物介護士/盛岡ペットワールド・しつけインストラクター科卒業/【ペット】コーギー、猫2匹/ 2019年12月まで盛岡市内にあるペットサロン「Le terrie(ルテリエ)」ドッグ カフェスタッフ兼シッター担当で働いていました。(現在・カフェはありません)

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